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カテゴリ: テクニカル

「6050 イー・ガーディアン」

先日ツイッターで自分が稼いだ銘柄の中で最も綺麗なチャートだと言いました。この銘柄のチャートは長い上昇相場の基本となるような綺麗なチャートなので、是非頭に叩き込んで欲しいと思い取り上げてみました。



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まず上昇してから新たなステージに行くまでを週足で見てみます。
2019-06-27 (7)_LI

上場直後に高値を付けてから一気に下降し、深い位置で大きなベースを作ります。途中上昇トレンドがいくつか発生しますが、上場直後の高値は越えず低い位置でエネルギーを溜めます。この時期に何が起きているかと言うと、当社の事業内容の将来性、そこから予測される業績の伸び等を機関等の大口が見抜き、市場に流通している浮動株を集めているのです。やがて需要が供給を上回ります。するとこれまで超えられなかったレジスタンスをクリアし、一気に上場直後の高値を目指します。しかし、上場来高値目前に急降下します。これはみなさんもよくご存じな「カップウィズハンドル」というチャートパターンになります。この形が意味するのは最後のふるい落しです。一気に上昇すると個人投資家も一斉に参加してきます。そういった個人投資家をここで排除します。そしてふるい落としが完了すると上場来高値をブレイクしていくのです。


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ここからがイー・ガーディアン相場のスタートです。
以下はその後天井を付けるまでの日足です。
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上場来高値をブレイクした後は一旦株は供給され、停滞します。ここでほとんどの個人投資家も一旦売却するでしょう。しばらくレンジになりますが、ここでまた買い集めがされています(ベースA)。このレンジの期間でサプライズIR等が出たとしても何故か頭を押さえられ上昇しません。なぜか。まだ、買い集めが終わっていないからです。この期間に良いIRが出てからと言って飛びつけばたちまち含み損になります。株は需要と供給なのです。やがて、買い集めが終わり需要が供給を上回ると再び上昇トレンドに入ります(上昇トレンドA)。
このベース→上昇トレンドは繰り返されます。そして最後の上昇トレンドCがクライマックスです。最後はこれまでより急な角度で上昇し、一気にエネルギーを発散します。そして美しく散るのです。はっきりとしたエグゾースションギャップはありませんが(小さなギャップはある)、典型的な天井圏の動きになります。



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天井に至るまでのこの一連の流れを知っていると他の銘柄を見たときにも、今全体の地図の中でどのあたりに位置しているのかがわかります。もちろんこれほどの息の長い相場になるには事業内容の将来性や業績の裏付けが必要です。そういう意味でファンダメンタルズ分析の知識も必要ですが、チャートを見ていればその時々の状況を読み取ることができるわけです。

ベースと上昇トレンド、需要と供給、非常に重要ですので是非意識をして保有銘柄の分析をされてみてください。もちろん既に完璧にマスターされている方もいらっしゃると思いますがね。

それではまた。

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以前ギャップの種類について記事にさせていただきましたが、今日はエグゾースションギャップのみにフォーカスしたいと思います。何故か。それは世界的に相場の天井が近づいている可能性が高いからです(もうしたらもう天井を付けているかも)。今日はこのギャップについてより正確に理解をしてもらうため、エグゾースションギャップについて記載のある2つの書籍からポイントを抜粋させていただきます。
※以前のギャップの記事は→http://ryoku0405.livedoor.blog/archives/26513137.html

【先物市場のテクニカル分析】
・上昇トレンドの終わり付近で、価格がまるで最後のあえぎのように大きく跳ねるのである。
・その飛びぬけた価格はすぐに勢いを失い、数日あるいは数週間のうちには下方へと動きを転じる。
・価格がこのギャップよりも下のレベルでクローズした時には、それはエグゾースションギャップが現れたときとはまったく逆の相場展開を迎えることになるサインである。
・これは、上昇トレンドにおいて、ギャップが埋まるということが弱気相場を示唆するという代表的な例である。

こっちが最新版らしい。自分のは上のだけどもう古いらしい。。。




【スイングトレード入門】
・すべてのエネルギーを燃やし尽くして、トレンドの終わりが告げられる。
・この最後の炸裂は通常大きな出来高を伴うが、たとえ少なめであったとしても、このギャップの有効性が薄れることはない。
・ギャップの形成はエリオット波動理論とも調和しており、エグゾースションギャップは、最後の波である第5波に現れる。



ここで実際のケースを元にエグゾースションギャップを見ていきましょう。

①オウケイウェイブ(3808)
2019-06-10
〇を付けた部分がエグゾースションギャップと仮説を置いても良いと思えるポイントです。このケースではギャップを空けた日の出来高は他の日と比較して特別多いわけではありません。しかし、最初のポイントではまるで最後のあえぎのように数日前から急騰しており、クライマックスを意識するべきところです。しかし一旦ギャップを埋めた後、再度上を目指します。この時点で賢明なトレーダーはダブルトップを意識するでしょう。そして2つ目のギャップを形成した次の日は出来高を伴った大陰線です。ここで相場終了に対して確信を得たトレーダーも多かったかもしれません。
こうしてみると何だ簡単だなと思いますが、実際のトレードには恐怖の感情を伴い非常に判断が難しいです。ここに至るまで何度も振るい落しがあります。実は私はこの相場の初動に乗っていましたが、マイルールで2倍以上は追わないと決めていたのでたった2倍で自動的に売却してしまいました。最後まで乗ってれば軽く10倍以上で悔しくないと言えば嘘になりますが、これが相場です。「売らなきゃ10倍だった、銘柄選定は良かった」なんて負け組の発想です。早い段階で売ってしまった自分は無能、ここから何を得られたのか、戦略を修正する必要はないのか、と次へ繋げていく人間が最後は勝ち組となると思っています。

②そーせい(4565)
2019-06-10 (1)
〇を付けたポイントがエグゾースションギャップとの仮説を置けます。数日前から考えると、連続してギャップを空け、やはり放物線のように急上昇してエネルギーを燃やし尽くしている様子がよくわかります。そしてオウケイウェイブと同様にダブルトップを目指して、その後大陰線で暴落です。こうした天井のパターンをとにかく頭に叩き込むことで間違ってもここで買いに走るということはなくなります。相場の最後は売り抜けのために過剰にポジティブ情報が出回ることもあります。情報に振り回されずにチャートのみに集中しましょう。


〈最後に〉
私がブログで書いているこういったテクニカルな知識は本当は人に教えたくありません。私は元々機関投資家にいましたので(株以外の商品を担当)、ファンダメンタルズは得意でした。一方、テクニカルの知識はほぼ皆無で必要性を感じて100冊くらい本を読んで勉強しました。その中で重要な知識をブログに書いています。なぜ、書くのか、それはツイッターを見ていて、ただイナゴしているだけの人が本当に多いんだなと思ったからです。自分の頭で考えないと脳は退化しますし、大体イナゴという大衆側について勝ち続けられるような甘い世界ではないです。これだけ勉強しても私も負けるときは負けます。勝ち続けることは不可能です。
自分の力で勝ちたい人は私が紹介した本や実際に本屋で立ち読みして良いなと思った本で勉強してください。誰かに教えて欲しい、一緒に勉強する仲間が欲しい人は下のような投資の学校に行っても良いと思います。



もし、以上の努力をするのが辛い、もしくはそんな時間が取れないのであれば、もはや自分の資金を自分で運用するのは諦めましょう。例えばAIロボに運用してもらう、私の尊敬するひふみの藤野さんに運用してもらう等々選択肢はたくさんあります。



ひふみ投信

私は自分で勉強したいという人のために機関投資家で学んできたクレジットの見方等、また退職後100冊くらい読んで学んだテクニカルの知識をこのブログを通じてできるだけ伝えるようにしたいと思います。私の知識もまだ発展途上です。まだ学ぶべきことがありますので、私自身も今後も引き続きブラッシュアップしていこうと思います。

共に成功しましょう。

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知識が一般的に知れわたると、チャートパターンの有効性が失われる確率が高まることをご存知ですか?
最近はツイッターで知識を習得したりする方も多くなっており、自然とチャートパターンを含むテクニカル知識を身に付けていると思います。
例えば、ダブルトップやトリプルトップ(ヘッドアンドショルダーズ)と聞いて、何それ?と言う人の方がもはや少数派ではないでしょうか?

とはいえ、私が見ている限り個別銘柄においてはまだ多くが有効性を保っているように思えます。しかし、全世界の投資家が注目する米国の指数で今回有効性を発揮するかどうかにはかなり注意が必要と思えます。
例えば、ダウ。ここ5年間の週足です。
2019-06-09 (1)
かなり教科書的な形からは崩れていますが、ヘッドアンドショルダーズだと世界中のトレーダーが注目したはずです。したがって右肩が中央の頭の高値を超えられないと思ったトレーダーの多くが空売りを入れたのではないでしょうか。ですが、AIが席巻する近代マーケットではそういった人間の心理はお見通しで、逆に空売りを燃料に史上最高値を更新する可能性を念頭に入れるべきです。大衆側に回れば必ずやられます。常に「人間の心理 VS AI」を意識した方が良いです。

とはいえ、危険な状況には変わりありません。
天井圏での特徴として、

・天井に向かう局面ではこれまでのなだらかなトレンドとは異なり、ボールを上に投げたような放物線を描く
・ローソク足が極端に長くなる


などの特徴が歴史的に証明されており現在の状況に合致しています。しかし歴史は形を変えて繰り返します。こういった特徴、ヘッドアンドショルダーズなどのチャートパターンから空売りを入れたトレーダーを一旦駆逐してから、暴落するという想定までしておいた方が無難です。

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過去ブログを見ていただければわかる通り、私は昨年後半の急落は予想しており、多いに儲けることができましたが、今は上述の理由からショートをしておりません。しかし全力でロングをするのも怖い局面です。従いましてかなり余力を残した状態で有望な個別銘柄に投資をしております。もしダウが史上最高値を更新して世界的にイケイケな展開になるようであれば、そこで全て売却してショートを狙いに行こうと考えています。

今後実際にどう動くかは誰にもわかりません。私の仮説が外れれば、私の個別銘柄もやられるでしょう。しかし、ヘッドアンドショルダーズのような有名なチャートパターンが失敗となった時はショーターにとってはかなり危険な展開になる可能性が高いことだけ頭の片隅に入れておいて損はないかと思います。

ちなみに、チャートパターンについては、以下の2冊がよくまとめられていると思います。
AIと戦うにはまずチャートパターンを習得したうえで、その逆まで考えるようにしましょう。





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みなさん、よく「窓開けたぞ!」「ギャップアップか!」なんて言いますが、そのギャップに種類があることはご存知ですか。ギャップは①ブレイクアウェーギャップ、②コンティニュエーションギャップ、③エグゾースションギャップの3種類です。他に特に重要な意味のない「コモンギャップ」というものもありますが、我々が意識しなければならないのは先の3つのギャップです。


①ブレイクアウェーギャップ

上放れもしくは下放れを起こし、新しいトレンドの起点となります。上昇トレンド始めるよーという号砲だと思ってください。ブレイクアウェーギャップと判断するには大きな出来高が必要です。チャート的にはギャップが起きた場所や出来高が大切ですが、併せてギャップを引き起こした要因(IR等)も確認しましょう。

②コンティニュエーションギャップ
トレンドの中間地点に発生し、トレンドが継続することを意味します。まだまだやるぜーという合図です。これも大きな出来高が必要です。

③エグゾースションギャップ
トレンドの終焉を知らせるギャップです。最後のエネルギーを振り絞るかのごとく大きな出来高を伴いますが、すぐにギャップは埋められます。実際に相場で経験するとわかりますが、このギャップあたりでは株価もすごい勢いで上がり、花火を上げるようなチャートになることが多々あり、みなの注意を引きますが、決して飛び乗ってはいけない局面です。


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これだけ説明すると実践でもすぐに判別できそうですが、実際相場でギャップを見てすぐに判断するのはそう簡単ではないし、必ずしも教科書通りにはなりません。ケーススタディとして資生堂の上昇相場を振り返ってみましょう。

《資生堂を例に》
重要なギャップにA~Eを付けました。
2018-10-18 (3)


【Aのギャップ】

これがブレイクアウェーギャップです。わかりやすく週足でAの場所を見てみましょう。
日足で見たときの出来高は確かに大きいのでそれだけでもブレイクアウェーギャップの可能性が高いことがわかりますが、週足チャートで示すとわかりますが、Aの前には長い保ち合いの期間がありました。そしてそこから大きくギャップを開けている。このギャップの位置からしてもブレイクアウェーギャップの可能性が高いことがうかがえました。結果的にはこのギャップはサポートとしての機能もしっかりと果たし、埋めることなく次の上昇へのベースを作っていきました。ただ、ギャップのサポート機能については今では広く知られたことなので、それを知った上で敢えてそのサポートを割って売らせるケースも多々ありますのでご注意ください。
2018-10-18 (2)

【Bのギャップ】
これはコンティニュエーションギャップになります。すごい出来高を伴って窓を開けていますよね。その後、一瞬窓上辺を割り込むことがありましたがこれはダマシで、ここから長くゆっくりと上昇トレンドが続きます。後から見ればこの上昇相場のちょうど真ん中に現れたというよりやや前半に現れてます。この辺は全て教科書通りにはなりませんので臨機応変に考えてもらえればと思います。

【Cのギャップ】
下に大きく窓を開けていますが、出来高があまりありません。ここで売らされる人も出てくるかと思いますが、ダマシでその後すぐに反転します。

【Dのギャップ】
このあたりから判断が難しくなります。上昇トレンドの終盤の可能性があり、出来高を伴っていますが、エグゾースチョンギャップの可能性がありますので、窓にサポートラインを引いてここを撤退ラインにするのはリスク管理上ありだと思います。上昇相場の最終段階ではギャップがいくつも出て最後の力を発散するかのような、まるで生き急ぐかのような動きがよく見られます。なので、この時点で売る必要はありませんが、やたら一気に駆け上がったなと思ったら売ってしまう方が良いです。結果的には次のEも含めてこれはエグゾースションギャップだったと思います。

【Eのギャップ】
これは完全にエグゾースションギャップです。Dに続き、短期間に大きな窓を2回開けているあたりで警戒してください。もう一度週足のチャートを見ていただきたいですが、Dのギャップの後の上昇角度がこれまでより急傾斜で生き急いでいます。ここでは他のテクニカル指標やファンダは解説しませんが、総合的に見て判断してください。



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ということで資生堂をケースに見てきました。いろんなチャートを見てそれぞれのギャップについてどれなのか当てはめると勉強になります。ただ、後から言うのは簡単で実際リアルタイムでトレードをしていると判断は難しいです。なのでこればかりは経験を積むしかありません。私もエグゾースションギャップだと思ったらそこから更に50%も株価が上がったなんて経験もあります。

今回はギャップだけを説明するため、他のテクニカル指標やファンダでの解説はしませんでした。
今後もいろいろなテーマを題材にしてきますので宜しくお願いします。

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