最近仕手株が日々の話題をさらっている感じがしますね。

「仕手株で値幅を取る」

別に悪くないと思います。ベースとなる知識とリスク管理の徹底があれば大きく稼げる可能性のある世界だと思います。ただ、どうしても目に余るのが投資初心者が勉強のためにツイッターを始めたのに、欲に溺れて何の前提知識もなくいきなり仕手株を触って大損し、更には自分ではなく本尊など他人の責任にしてしまう光景です。それは違うだろと。。

投資は自己責任です。是非ともベースとなる知識とリスク管理方法を身に付けたうえで挑戦するなら仕手の世界に挑戦してくださいね。


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さて、7/5の出来高急増の注目銘柄はかなり迷いましたが、
「8023 大興電子通信」です。

まず、週足を見て状態を確認しましょう。毎回週足を見ていますが、これは全体を俯瞰する作業です。スイング以上の時間軸でホールドする方は全体を見て、細部を見る癖をつけた方が良いと思います。
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Aのパラレルラインは2017年の上昇相場のブレイクポイントでありますが、現在はサポートとして機能しているラインです(2度ほどふるい落としのようにサポートを割る場面はありましたが)。すぐ下の価格帯別出来高が相当厚いのでこのあたりはかなり強いサポートに支えられています。Bは1000円の桁替えラインですが、昨年割られた後はレジスタンスとして機能しています。そしてCは下降トレンドラインですが、今年に入り抜け出せた状態で現在に至っています。

ここでたまには一目均衡表で状態を見てみましょう。
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強いサポートに支えられ、下降トレンドラインも抜け出したとはいえ、これを見るとまだ株価は基準線の下にいる、上に厚い抵抗帯(雲)があることから週足ではまだ完璧なコンディションではないことはわかります。もちろん4月末には転換線が基準線を上抜けする(現在は同値)など明るい兆候もあります。

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次に日足を見ましょう。①では下降トレンドの局面で初めてサポートに触れ、1000円の桁替え節目と下降トレンドラインが重なる強いレジスタンスまで一気にリバウンドした局面です。この時は当社に限らず、サイバーセキュリティ関連全体に資金が流入していました。②は前期業績の上方修正でストップ高となったものの、その後本決算で明らかになった今期計画に失望し、大幅に下落するという個人を泣かせたエリアです(最も普通は決算前の前期上方修正には飛びつかないのが基本ですが・・・)。結果アイランドリバーサルが形成され大きなシコリとなってしまいました。
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そして金曜日の出来高急増が③です。出来高増加率もそんなではありませんし、明らかなネタがあったわけでもありません。その辺はこれまで挙げた銘柄とは違いますが、違うから逆に取り上げたわけでもあります。おそらくですが、セキュリティ関連として資金が流入しました。
以下は本日(土曜日)の日経朝刊です。
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当社はセキュリティ専門会社ではありませんが、新聞に掲載されたPCIHD同様にAppGuardを保有するブループラネットワークスの販売パートナーであり、同社の株主でもあります。AppGuradについては調べていただければと思いますが、簡単には以下のような特徴があります。
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以下のとおり中期経営計画でもAppGuradを含めたセキュリティソリューションによる収益確保を重点施策としていますので、セキュリティ本命銘柄とは言えないまでもセキュリティ関連として今後も度々注目を集める可能性がおおいにあり、金曜日の上昇もセキュリティ関連としての資金流入と考えてもおかしくはなさそうです。
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さて、AppGuradの詳細は各自調べていただくとして、今後の展開を考える上で60分足も確認します。アイランドリバーサル形成後の下落は475円で止まりましたが、その後しばらくは550円がレジスタンスになっていたことがわかります。これを完全にブレイクしたのが金曜日です。今後はこの550円がサポートになれば上値を試せますし、逆に割れてしまえばしばらくヨコヨコかなと思っています。
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日足は若干の過熱感がありますので、私の手法だと一旦下がるのを待ちます。日足の5日線あたりに指値を散らせるかもしれません。その上で550円割れをロスカットラインにすれば失敗してもダメージは小さいはずです。その後は短期売却ならアイランドリバーサルのシコリで売却、もう少し長い時間保有するなら1000円のレジスタンスで売却するイメージです。後は先ほど見た週足の雲の上辺で売却するなどこの辺は状況や各々の投資スタイルに応じてだと思います。

高い成長率は描き辛い業種で決して私の好きなタイプではないのですが、セキュリティ自体は息の長いテーマになりますし、ブループラネットワークスの株主でありますので何かと今後も動きは多いはずです。

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それでは今日はこの辺でおやすみなさい。

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